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証券取引(株取引)とは
例えばある人が、画期的なサービスがあるので、このサービスを商品化したいと考えていたとします。しかし、全くのお金がありません。そこで、友人や知人などに、商品の素晴らしさをアピールし、お金を出してもらうことにしました。この商品に賛同してお金を出してくれた人には、商品が売れ利益が出たら、その一部を支払う約束の証明書を出します。上記は簡単な例ですが、この約束をした証明書を『株』とか『株式』といいます。そして、お金を出してくれた人(出資してくれた人)を『株主』といい、こういう仕組みでできた組織を『株式会社』といいます。そして、この取引を行う場所を証券取引所といい、数多くの方がネットで取引が行っています。
【株購入のメリット】
商品などがたくさん売れ会社に利益が出ると、お金を出資した人(=株を買った人)にも、配当という形でその利益が還元されます。たくさんお金を出せば(たくさん株を買えば)、たくさん利益が還元されることになります。その他、株を安いときに買って、値上がりし買ったときよりも高くなったときに売れば、その差額が利益となります。この差額の売買利益のことをキャピタルゲインなどと呼ばれております。
【株主のメリット】
株主になると以下のようなメリットがあります。
●株主配当が受けられる●株式分割で株数が増える●株主優待が受けられる
【株取引を始める前に】
株取引を始める前には、法律や用語などを覚えなければなりません。また、初心者の方はミニ株をお勧めします。ミニ株なら通常の単位よりも1/10の単位で取引ができます。例えば、通常の株取引では、200円×1000株=20万円とかなり高額なお金が必要になります。ミニ株ならその1/10で取引が可能です。200円×100株=2万円なら然程、生活に支障なく取引が可能かと思います。少額の資金で殆どの上場銘柄や一部の店頭登録銘柄を売買できるのがミニ株の魅力です。
【新規公開株(IPO)】
その名の通り新しく株式市場に公開される株のことです。今までは上場していなく始めて証券取引所に上場される株ということになります。
【TOPIX】
東証株価指数のことで東証1部上場の全銘柄の時価総額を全銘柄数で割って出した数字です。
【日経平均】
東証1部上場の企業225銘柄の平均株価ということになっています。有名な一流企業(例えば、トヨタやNTT、ソフトバンクなど)が多く名を連ねています。これらの企業の株価が高いか安いかで、相場は影響を受けます。株価が高ければ「日経平均」も高くなり相場全体に活況感が広がります、安ければその逆となります。
【インサイダー取引=内部者取引】 会社の内部者またはそれに準ずる者が行う、自社株などの取引のこと。特に、会社の取締役、従業員、その他会社の重要な情報(内部者情報)にアクセスしうる者(内部者)が、その情報の公表前に行う、当該会社の株券その他の証券取引のこと。一般には、これを指して特に「内部者取引」または「インサイダー取引」とよばれることが多い。内部者取引がされたことにより利益が生じたか否かを問わず、刑罰の対象となる。 ●5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金、またはこれらの併科 ●得られた財産の没収または追徴
法人の場合は、行為者を罰するほか、当該法人も5億円以下の罰金が科せられる
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